謡曲レコード(1~56)

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謡曲(約45件)


(能楽堂)検索
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(能楽堂)YouTube
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【能楽師が語るシリーズ】

第1回「能面のような顔」◀︎

第2回 能楽師の世界 ◀︎

能楽の厳格な分業制

ひとくちに能楽師と言っても、その中では明確な役割があります。シテ方(主役)、ワキ方(主役の相手役)、狂言方(狂言、能の中の間狂言〈アイ〉) 、囃子方(楽器)と分けられています。これらは分業制で、それぞれの領域を跨いで仕事をすることは絶対にありません。さらに囃子方の中でも、笛・小鼓・大鼓・太鼓の四種類があり、これらも厳格に分業制が守られています。例えば、シテ方の私が能の舞台で笛を吹くことは一生無いということです。
 
さらに各役にはいくつかのグループが存在し、それを流儀とよびます。例えばシテ方は大和猿楽時代(室町時代)から続いている観世流・宝生流・金春流・金剛流(大和四座)に加え、喜多流の一流が江戸時代に増えて五流と定められており、現在まで保たれています。流儀の長の宗家は四流が東京にありますが、金剛流のみ京都に宗家があります。
 

能と狂言

また、能と狂言の違いについて聞かれることが多いので説明します。まず端的に言うと、能と狂言を合わせて“能楽”と呼びます。前述の通りこの二つは同じ能楽という芸能の枠組みの中で役割が異なっています。内容や演出の具合も異なる点が多く、能で扱われる題材は平家物語や源氏物語など文学的な要素が濃く悲劇的な話が多いのですが、対照的に狂言では日常の出来事を面白可笑しくしたような笑い話が多く存在します。古来より能楽の催しでは能と狂言が交互に上演されてきました。現在でも能が二曲ある日はその間に狂言を観るといった具合です。